林 簡(はやし まこと)
株式会社グローバルインサイト取締役
1978年に慶応義塾大学経済学部卒業後、三菱商事株式会社に入社。宇宙航空機部にて海外、特に米国の航空電子機器の輸入販売業務に携わる。
1986年、労働大臣秘書官に就任後、政界で4年間活動。政界と行政の仕組みを習得、ビジネスと政治の両面から物事を大局的に捉える力を養い、政府要人から官僚まで幅広い人脈を得る。
1990年、財団法人にて中小企業の外国人研修生受け入れ制度制定に携わり、法律立案のプロセスと財団運用ノウハウ、外国政府との交渉及び共同事業の実施、外国人スタッフのマネジメントなどに携わる。1991年12月、財団法人中小企業国際人材育成事業団の常務理事に就任。同財団の人員採用、諸規則・規定の策定、社内管理システム構築等財団設立プロセスを実行。さらにインドネシア、タイ、マレーシアで同事業のフィージビリティスタディーを実施。その結果インドネシア政府との提携を実現し、同国より6,000人の研修生を受け入れた。同事業は現在の中小企業及び介護における外国人研修生受け入れ制度のベースとなっている。
2001年に三菱商事株式会社に再入社。情報セキュリティビジネスを担う株式会社インフォセックの設立に参画。オフィス開設、人員採用、諸規則・規定の策定、社内管理システム構築など会社設立の全てのプロセスに関与。営業活動を始めとし、海外ベンダーとの提携、大手情報セキュリティ会社との提携、政府プロジェクトの受注等を手掛けた。
2006年より同社代表取締役社長に就任。就任2年目に同社設立以降初めての黒字化を達成し、その利益の50%を社員全員に還元した。情報セキュリティという概念すらまだ日本に根付いていない時期に、セキュリティの啓蒙活動から始め、グローバル視点に立って業界全体をリード。企業理念を「業界No.1」、「グローバルの視点」、「顧客第一主義」と掲げ、企業のトップとしてマネジメントを実践した。こさらにこの間、日本セキュリティ監査協会の理事として業界の発展にも大きく貢献した。