佐藤達夫(さとう たつお)
株式会社グローバルインサイト取締役会長
1971年慶應義塾大学工学部管理工学科を卒業後、三菱商事株式会社入社。以後1996年に宇宙航空機部長に就任する迄の25年間、一貫して自衛隊向け各種主要防衛システムの売り込みに従事。陸上自衛隊向け自走多連装ロケット砲(MLRS)、海上自衛隊向けP3C対潜哨戒機及びSQS-58ソナーシステム、航空自衛隊向けAIM-9Lサイドワインダー(赤外線誘導空対空ミサイル)及びペトリオット防空ミサイルシステム等のプロジェクトリーダーとして活躍。
1985年6月米国三菱商事ボストン事務所に赴任。ペトリオットのライセンス生産を含むRaytheon社の日本向け防衛プログラムの履行業務を担当。1989年9月から1992年10月の間、三菱重工業株式会社が取り纏め企業となり米国防省と初めて研究契約を締結した戦域ミサイル防衛構想研究(WESTPAC)のフェーズ1からフェーズ4に正式メンバーとして参画。1994年、米国Space Imaging社と地域提携契約を締結、1998年の日本スペースイメージング社(JSI)の設立に結び付けた。
1996年6月宇宙航空機部長就任。1997年4月、防衛分野を中心に新規事業の開拓を目的とする事業開発ユニットのユニットマネジャーに就任。将来情報セキュリティーが日本においても重要になるとの判断から2001年に株式会社インフォセックを設立、同社を日本における最先端の情報セキュリティー・ソリューションを提供する会社の一つに成長させた。
1999年4月宇宙航空機本部副本長就任にともない、航空機リース事業の拡大に傾注、ボーイング/エアバスの機体約40機をポートフォリオとする航空機リース事業に成長させた。2000年4月、宇宙航空機本部長に就任、防衛、宇宙、エアライン、事業開発、情報・空間データ及び宇宙通信の6ビジネスユニットからなる本部の発展に寄与。
2001年6月執行役員就任、2006年6月宇宙航空機担当の常勤顧問に就任。2008年11月、三菱商事株式会社の子会社として2008年8月に設立された航空機リース会社(株)MCアビエーション・パートナーズの代表取締役最高経営責任者(CEO)に就任、同社を50機/総資産18億ドルから100機/総資産35億ドルの航空機リース会社に成長させた。
2012年5月同社CEOを退任、8月に株式会社グローバルインサイト会長に就任。